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第16回目は・・山藤 美幸さん
職種:web制作 | 雇用形態:契約社員(在宅)
勤務時間:9:00~17:00、忙しいときは22:00~25:00も
『仕事場が「自宅」なだけ!在宅だからこそ自分に厳しくしています。』
結婚後も事務の仕事をしていたという美幸さん。上の2人のお子さんのときは育児休暇も取得したそうですが、「仕事から離れていることの不安」はとても大きかったとか。そんなときに出会ったのが、子育て中も自分のペースで仕事を続けられる「キャリア・マム」の在宅ワーク。データ入力やテープ起こしなどの仕事を着実にこなし、web制作の仕事へとステップアップしたそう。2年前からはそれまでの仕事が認められ、契約社員に。現在はweb制作をとりまとめるコンテンツ&コミュニケーション部マネージャーとして活躍しています。4人の子育てをしながら、在宅ワーカーとして着実にキャリアアップしてきた美幸さんの両立スタイルには「成功」のヒントがたくさんありそうです。

「キャリア・マム」のweb全般を担当しています。webクリエーターとして勉強すべきことはたくさんあって大変ですが、やはり「何かを創り出す」仕事は楽しいですね。風通しのいい会社なので「次はこんな特集が組みたい」といった提案もしやすく、やりがいがあります。スタッフもママばかりなので「子どもが具合が悪くて…」といった場合も「お互いさま」。助け合って乗り切っています。

在宅の仕事は通勤時間がないので、会社勤めの方に比べて時間に余裕があるのがいいですね。学校から帰ってくるとママが家にいる。子どもはそれだけでもうれしいみたい。具合が悪ければすぐに病院に連れていけるのも在宅の仕事のいいところだと思います。

夫は帰宅が遅く、平日は子どもの顔さえ見られない日ばかり。子育てになかなか協力できないのを気にしてか「すまんねえ」ってよく言っています。とはいえ、夫の両親と同居しているので心強い面はありますね。夫の両親はいまも現役で働いています。わたしが仕事をしていることもごく当然のこととして受け入れてくれていますよ。

在宅の仕事を始めたばかりのころは、夫のなかでは「なにも子どもがこんなに小さいこの時期に」って思いもあったようです。でも仕事を続け、契約社員になった今は、それなりに評価してくれているように感じます。

子どもが4人もいて大変といえば大変。でも一番下の子が私のそばに来て仕事のじゃまをしていると、上の子どもたちが別の部屋に連れて行き、一緒に遊んでくれたりするんですよ。子どもが多いことでメリットもあるんです(笑)

 「集中して仕事をする」オンとオフの切り替えをしっかりすることは在宅ワーカーに一番大事なこと。だらだらと仕事をしても能率が悪いだけです。私の場合は子どもたちがいない昼間は「一切家事をしない」と決めています。仕事場が会社じゃなくて自宅なだけ。在宅だって仕事は仕事。会社勤めしているのと同じように集中して仕事をしています。そして休日はしっかり休むこと。メリハリのある生活をするように心がけています。

「残業できるかどうか」「いざというときにすぐに子どもの面倒を見てくれる親類がいるか」といった点をよく考え、無理のない仕事選びをすることが大事。子育てへの理解がある職場かどうかを見極めるには、自分より上の世代の女性社員がいるかどうかを見るのもいいと思いますよ。

これから復帰を考えているみなさんは「以前は社員としてバリバリと働いていた」という方が多いのでは。でも今度は子育てという大変な仕事も同時にやっていかなければならないんです。一気に以前と同じように働けるわけではありません。まずは、あせらず、無理のないペースで仕事を始めていってほしいですね。

※平成19年度に取材させて頂きました内容になります。


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